特集激動の地域金融行政

金融仲介機能の発揮に向けたプログレスレポートの要点

顧客との共通価値の創造こそが持続可能なビジネスモデルの基礎となる

金融庁 監督局 銀行第二課 地域金融企画室長 /日下 智晴

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金融庁は今年8月に「金融仲介機能の発揮に向けたプログレスレポート」を公表した。これは、金融行政の究極的な目標である企業・経済の持続的成長等を通じた国民の厚生の増大を実現するために、金融仲介機能の発揮に向けた考え方を示すとともに、2018事務年度から本格的に取り組んだ地域金融機関との探究型対話について記載したものである。地域金融機関は、今こそ顧客との共通価値を創造し、持続可能なビジネスモデルの構築が急がれる。(本稿における意見にわたる部分は筆者の私見であることをあらかじめ申し上げておく)

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くさか ともはる
神戸大学経営学部卒。広島銀行に31年間勤務のあと、15年11月金融庁入庁。地域金融企画室長、地域金融機関等モニタリング室長等を経て、18年7月から現職。