解説

マネロン対策におけるリスクベース・アプローチ(上)

対策を講ずるべきリスクは外国送金だけではない

金融庁 総合政策局 マネーローンダリング・テロ資金供与対策企画室長 /尾崎 寛

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リスクベース・アプローチは、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策の基本的な考え方となっている。しかしながら、この手法をマネロン・テロ資金供与にあてはめた際の考え方や具体的な取組み方については、いまだ十分に理解されていないことから、3回にわたり、そのポイントを説明することとする。

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おざき ひろし
88年東京大学経済学部卒、三井銀行(現三井住友銀行)入行。91年大蔵省出向(国際金融局調査課)、93年外務省出向(在ワシントンDC日本大使館財務班)などを経て、17年4月三井住友銀行総務部部付部長兼AML金融犯罪対応室長、18年2月から現職。