解説

企業のリスクマネジメント高度化へ有用な保険仲立人の活用

リスク分析と保険調達を通じて健全な市場形成とリスクに応じた付保を

学習院大学 法学部 教授 /小塚 荘一郎

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保険仲立人(ブローカー)は、海外では企業保険の分野で大きな役割を果たしている一方、これまで日本での存在感は小さかった。そうしたなか、金融審議会「損害保険業等に関する制度等ワーキング・グループ」などでの議論を経て、保険仲立人に関して「保険会社向けの総合的な監督指針」(以下、監督指針)の改正がなされ、6月1日から適用される。企業側に立ってリスクを分析しながら最適な保険を調達する保険仲立人のサービスは、リスクマネジメントを経営課題と位置付けて取り組もうとする企業にとって有用性が大きいだろう。

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こづか そういちろう
東京大学法学部卒、博士(法学)。千葉大学法経学部助教授、上智大学法科大学院教授などを経て、現職。専門は商法、会社法。先端技術のリスクと法の関係に関心を持つ。著書に『AIの時代と法』(岩波書店)、『宇宙ビジネスのための宇宙法入門』(共編著、有斐閣)など。