特集富裕層向け不動産ビジネスのいま

「金利のある世界」で問われる資産価値と流動性への意識

「どこでも上がる時代」が終わり、「不動産選別時代」突入へ

ニッセイ基礎研究所 金融研究部 准主任研究員 /渡邊 布味子

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国内不動産市場では、低金利環境や海外資金流入を背景にマンション価格を中心とした上昇が続いてきた。しかし、建築費の上昇や金利正常化によって、実需層・投資家層双方の負担増加が懸念されている。今後は「どの不動産でも上がる時代」ではなく、立地や用途、収益力によって価格差が広がる選別相場へ移行する可能性が高い。不動産投資には出口戦略と流動性への意識が不可欠となる。

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わたなべ ふみこ
00年東海銀行(現三菱UFJ銀行)入行、総合不動産会社を経て18年5月から現職。不動産市場や不動産投資を主な研究テーマとし、分析を行っている。不動産鑑定士、宅地建物取引士、不動産証券化協会認定マスター、日本証券アナリスト協会検定会員。