特集「高市1強」政権が掲げる新経済政策

高市政権に必要な日銀への硬軟織り交ぜた対応と共通理解の醸成

利上げ受け入れ余地はあるが、長期金利の安定化への調整が課題

野村総合研究所 金融イノベーション研究部 シニアチーフリサーチャー /井上 哲也

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高市早苗政権は、日本銀行に対して、消費の回復と経済成長の強化という経済政策の目標達成に寄与する金融政策運営を要請することになる。このうち利上げには、高インフレが持続化しないよう、中立水準の範囲で一定の柔軟性を示すとみられる。これに対して「量的引き締め」には、国債費の増加だけでなく設備投資と経済成長の阻害を避けるべく、長期金利の安定維持に配慮した運営を求めるとみられる。

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いのうえ てつや
東京大学経済学部卒、米国イェール大学経済学修士。85年日本銀行入行、福井俊彦副総裁(当時)秘書、植田和男審議委員(当時)スタッフ等を経て金融市場局参事役。08年野村総合研究所入社、21年から現職。日米欧の金融政策、デジタル通貨を中心に出演、寄稿、講演等を通じて調査成果を発信している。