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次期FRB議長が描く物価安定とさらなる利下げへの道筋

バランスシート縮小とAI活用の広がりで物価抑制は可能か

大和総研 経済調査部 主任研究員 /矢作 大祐

投稿日2026.03.20. /週刊金融財政事情

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米国では高インフレと雇用悪化のリスクが併存するなか、次期FRB(米連邦準備制度理事会)の議長候補に指名されたケビン・ウォーシュ氏は、利下げの前提としてQT(量的引き締め)再開とAI(人工知能)による生産性向上を反映したインフレ減速を重視する。しかし、短期金融市場の制約やAI効果の不確実性から、大幅利下げは困難で、緩やかな利下げが現実的なシナリオだ。仮に、ウォーシュ氏がドナルド・トランプ大統領の利下げ圧力に屈すれば、インフレ再燃のリスクも高まる。

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やさく だいすけ
12年慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了、大和総研入社。財務省国際局への出向や中国社会科学院訪問研究員を経て、17年大和総研金融調査室、19年ニューヨークリサーチセンター。23年12月から現職。専門分野は米国経済・金融。