特集2検証 令和バブル

過剰貸出が引き起こす景気循環の仕組みとバブル経済の本質

過去事例をもとに解明する信用膨張と泡沫景気の連動メカニズム

慶應義塾大学 名誉教授 /櫻川 昌哉

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金融自由化やその他外的ショックは過剰な貸出を誘発し、資産バブルを生み出し、その崩壊が景気後退を引き起こす。本稿では、平成バブルや米国の住宅バブルといった過去の事例をもとに、こうした「泡沫景気」のメカニズムを検証する。行動バイアスや過剰な期待がバブルを膨らませ、その後の崩壊に至る可能性に触れながら、バブル経済の本質をひもときたい。

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さくらがわ まさや
慶應義塾大学名誉教授。博士(経済学)。専門は金融論、マクロ経済学。著書に『金融危機の経済分析』『バブルの経済理論』(日経・経済図書文化賞、読売・吉野作造賞)など。