特集暗号資産 変革の時

トランプ政権下で暗号資産政策が大転換、市場拡大の牽引役に

伝統的な金融市場との相互連関性の高まりで新たなリスクの芽も

日本総合研究所 調査部金融リサーチセンター 主任研究員 /谷口 栄治

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ドナルド・トランプ氏の2024年の米大統領選勝利以降、暗号資産市場は活況を呈した。トランプ政権は、暗号資産について前政権の規制強化の方針を大きく転換。市場拡大を企図して大統領令の発令や規制の整備に取り組んでいる。こうしたトランプ政権の動きを受けて、ビジネス機会の拡大を模索する動きが顕現化する一方、新たなリスクの芽を警戒する声もある。本稿では、トランプ政権における暗号資産関連の政策動向を整理した上で、今後の注目点について考察する。

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たにぐち えいじ
07年京都大学経済学部卒、三井住友銀行入行。12年経営企画部金融調査室。20年4月から現職。専門は金融機関の業務環境や金融システムに関する分析、内外金融機関の戦略動向に関する調査。