特集地銀が目指す経営の持続性

RAF活用こそ、将来を見据えたビジネスモデル構築のカギ

「不都合な事実」の直視と痛みを伴う構造改革の実行を

元みずほフィナンシャルグループ副社長 /髙橋 秀行

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日本銀行の金融政策の変更で「金利のある世界」への回帰が進み、銀行収益は回復傾向にあるが、経営体力に乏しい地域銀行の経営は利上げ局面でも予断を許さない。地域銀行は金利上昇の追い風効果があるうちに抜本的な経営改革を実施する必要がある。そのためには経営トップが強力なリーダーシップを発揮することが重要だ。本稿では、経営改革の処方箋として、リスクアペタイトフレームワーク(RAF)の活用を提案したい。

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たかはし ひでゆき
80年東京大学法学部卒。旧日本興業銀行に入行し、みずほフィナンシャルグループ副社長CFO、取締役会副議長。現在は、あおぞら銀行社外取締役、FDAlco顧問などを務める。