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最新研究を踏まえたディープフェイクの脅威と対策の在り方

スマホの顔認証を利用したサービスで、なりすましや詐欺のリスクも

日本銀行金融研究所 参事役 /宇根 正志

投稿日2025.03.07. /週刊金融財政事情

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近年、動画や音声、テキストなどのメディアを機械学習によって合成する技術が急速に向上している。こうした技術の総称または合成されたメディアは「ディープフェイク」と呼ばれている。多くの分野でその脅威が高まるなか、金融機関においても対策の重要性が高まっている。本稿では、eKYC(電子本人確認)などに用いられているスマートフォンによる顔認証に焦点を当てて、金融機関におけるリスク管理の一環として考慮すべき事項について解説する(注1)。

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うね まさし
94年筑波大学卒、日本銀行入行。産業技術総合研究所(出向)、日本銀行調査統計局、同システム情報局などを経て、23年6月から現職。博士(工学)。