特集進む人事制度改革

変革が急務の金融機関に欠かせない人材戦略の在り方

柔軟な働き方に応える制度設計だけでなく、実効的な運用も大切

ニッセイ基礎研究所 金融研究部 准主任研究員・ESG推進室兼任 /原田 哲志

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

近年、金融業界は急激な変化に直面している。デジタル技術の発展などにより、従来のビジネスモデルは大きく変貌を遂げつつある。さらに、顧客のライフスタイルの多様化や企業における事業承継など、さまざまな課題への対応も求められている。当然、職員のライフスタイルやキャリア志向も時代とともに変化し続けている。こうした環境下で、金融機関の人材戦略は大きな転換期を迎えているといえよう。本稿では、金融機関を取り巻く経営環境の変化と人材戦略の変革、今後の課題について考察する。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

はらだ さとし
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(工学修士)。08年大和証券SMBC(現大和証券)入社。大和アセットマネジメント、大和ファンド・コンサルティングを経て、19年ニッセイ基礎研究所入社。研究テーマは資産運用、サステナビリティー、人的資本など。