金融庁 企画市場局 市場課 課長補佐 /吉澤 匡登
金融庁 企画市場局 市場課 課長補佐 /吉澤 匡登
金融庁 企画市場局 市場課 課長補佐 /寺川 和真
投稿日2025.02.28. /週刊金融財政事情 2025年3月4日号
政府全体で「資産運用立国」の実現に向けて取り組みを進めるなか、家計が安心して金融商品を購入できる環境を整備するため、金融庁は幅広い施策を実行に移している。2023年11月には「最善利益勘案義務」に係る改正法が成立(昨年11月施行)。昨年9月には「顧客本位の業務運営に関する原則」を改訂したほか、12月からは利益相反の可能性に係る情報提供を義務付ける内閣府令等改正案のパブリックコメントを実施した。本稿では、これら「顧客本位の業務運営」の確保に向けた取り組みについて解説する。
よしざわ まさと
16年東京大学法学部卒、金融庁入庁。24年英ケンブリッジ大学金融学修士。検査局企画審査課(「検査・監督基本方針」策定・「金融検査マニュアル」廃止)、総合政策局リスク分析総括課(コンダクトリスク)、総合政策局総合政策課(金融行政方針の策定)等を経て24年から現職。
てらかわ かずま
19年東京大学法科大学院卒、20年弁護士登録。22年金融庁に任期付き職員として入庁。顧客本位の業務運営の確保に係る制度整備を含む23年の金融商品取引法等の改正、投資運用業者の参入促進に係る制度整備を含む24年の金商法等の改正、利益相反の可能性の情報提供のルール化に関する施策の立案などに携わる。
掲載号 /週刊金融財政事情 2025年3月4日号