特集経営を揺るがす「不祥事」を防げ

金融機関で注目される「不正リスク管理」の要点とその課題

不祥事へのリスク管理には、国際的フレームワークの活用が有効

公認不正検査士 /甘粕 潔

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2024年に世間を騒がせた銀行員による貸金庫での金品窃盗事件は、企業に「不正リスク管理」の重要性をあらためて問いかけることとなった。不祥事対策はすべての金融機関で行われている一方、効果的に機能していないという声も聞かれる。本稿では、トレッドウェイ委員会支援組織委員会(COSO)が策定した国際的なフレームワーク「不正リスク管理ガイド」を軸に、金融機関が本フレームワークを活用して不正リスクの管理を行う際のポイントを解説する。

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あまかす きよし
88年横浜銀行入行。03年ディー・クエスト取締役。07年日本公認不正検査士協会専務理事。10年研修講師、コンサルタントとして独立し現在に至る。メンバーズ社外取締役(常勤監査等委員)、アルプス技研コンプライアンス委員会社外委員。