1月20日に米国で第2次ドナルド・トランプ政権が誕生し、経済政策の不透明感が増すとともに世界経済のインフレ懸念も強まっている。そうしたなか、昨年3月に行われた日本銀行のマイナス金利政策の解除をきっかけに金融正常化の道を歩み出した日本では、経済活性化に向けてさまざまな施策が試みられている。
金利ある世界では、各金融機関はデジタル領域もカバーしたリテール金融の再構築など、金融ビジネス強化が求められる。同時に金利上昇へのリスク耐性が問われ、リスク管理の高度化も欠かせない。
ほかにも資産運用立国の加速、政策保有株の解消、決済環境の変化、サステナビリティー情報開示の強化、年収の壁問題への対応など経済成長のカギを握るキーワードが盛りだくさんだ。話題豊富な2025年の金融キーワードを読み解く。
掲載号 /週刊金融財政事情 2025年1月28日号