解説

生保の「引き受け査定」の実態と求められる対応

健康状態に不安があり「真に保険が必要な人」の救済を

野村総合研究所 保険ソリューション事業本部 保険デジタル企画部 エキスパートコンサルタント /保田 雄

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生命保険業界はこれまで目まぐるしい発展を遂げてきた。特に、1996年の金融ビッグバンによる保険の自由化以降、生保各社は競うように顧客満足度の向上に努めてきた。画一的であった商品は多様性に富むようになり、魅力的な商品であふれるマーケットはすでに飽和状態にあるとも思える。しかしながら「真に生命保険を必要とする人々」に、それは届いているのだろうか。本稿では、当社が実施した生命保険の加入実態に関するアンケート調査結果をもとに、その現状と課題を見ていきたい。

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やすだ ゆう
ノースカロライナ大学チャペルヒル校経営学修士修了。外資生命保険会社での勤務経験を経て、野村総合研究所にて保険業界における新規事業企画に携わる。専門は、生命保険・保険ビジネスにおける新規事業企画ならびに研究・調査。