日本貿易振興機構 ニューヨーク事務所 /葛西 泰介
日本貿易振興機構 ニューヨーク事務所 /葛西 泰介
投稿日2024.09.20. /週刊金融財政事情 2024年9月24日号
米国の大統領選挙では、2期ぶりの再選を狙うトランプ氏と、女性初の大統領を目指すハリス氏による激しい選挙戦が繰り広げられている。米大統領選挙の特徴的な仕組みに「選挙人制度」がある。この制度をひもとくと、中西部を中心とした激戦州の選挙結果が大統領選挙の大勢を左右する実態が浮かび上がる。なかでも無党派層の浮動票の動向が、激戦州の選挙結果を決定付ける要素として注目されている。本稿では、選挙戦の最終盤で見逃せないこれらのポイントに焦点を当てる。
かっさい たいすけ
日本貿易振興機構において外国企業の日本進出支援、日本企業の海外進出支援に従事。24年2月から米国戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員。米国の経済安全保障政策や大統領選挙動向の調査を担当。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年9月24日号