元京都大学教授 /木島 正明
元京都大学教授 /木島 正明
投稿日2024.09.13. /週刊金融財政事情 2024年9月17日号
預金残高の推移予測では、預金者を「特性の似たセグメント」に分け、セグメントごとに預金残高の推移を捉える必要がある。セグメントの分け方には、人口統計学的な属性や金利感応度など預金者行動によるものがある。その際、社会のデジタル化の進展やZ世代・α世代と呼ばれる若年層の行動特性を考慮しなければならない。将来の預金残高を正確に予測できれば、銀行の中期的な経営戦略を描くことができる。
きじま まさあき
東京工業大学理学部情報科学科卒。米国ロチェスター大学ビジネススクール博士課程修了。広島大学情報科学部長などを歴任。クレジット・プライシング・コーポレーション技術顧問。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年9月17日号