解説

経営の大きな意思決定を迫られる地銀の海外展開

地域経済縮小を踏まえつつ、取引先企業の新たなニーズを取り込め

ボストン コンサルティング グループ マネージング・ディレクター&シニア・パートナー /久保 直人

ボストン コンサルティング グループ マネージング・ディレクター&パートナー /伊藤 興一

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金融機関やその顧客企業を取り巻く環境が大きく変わるなか、地方銀行は海外拠点に対するスタンスの見直しを迫られている。情報化や顧客企業の海外進出が進み、小規模な駐在員事務所を設置するだけでは顧客企業への価値貢献は難しい。こうした状況を踏まえて、一部の地銀では海外拠点の閉鎖による国内へのリソース集中の動きが見られる。一方で、海外拠点を重視しリソースの投下をさらに進める地銀もある。本稿では、地銀の海外展開の考え方について考察する。

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くぼ なおと
東京大学教養学部卒。ニューヨーク大学経営大学院経営学修士(MBA)。日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)、アドバンテッジパートナーズを経て現在に至る。金融グループおよび組織・人材グループのコアメンバー。

いとう こういち
東京大学経済学部卒。同大学大学院公共政策学教育部修士課程修了。外資系コンサルティングファームを経て現在に至る。金融グループおよびコーポレートファイナンス&ストラテジー・グループのコアメンバー。