特集飛躍に向かうインパクト投資

インパクト投資の先に見据える「インパクトIPO」の在り方

資本市場におけるインパクト企業と投資家の建設的対話を推進

GSG Impact JAPAN インパクトIPOワーキンググループ 事務局 社会変革推進財団 /菅野 文美

GSG Impact JAPAN インパクトIPOワーキンググループ 事務局 社会変革推進財団 /田原 純香

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

インパクト投資市場の成長に伴い、上場株式へのインパクト投資額や、IPO(新規株式公開)を目指すインパクト企業の数が増えている。資本市場には今後、インパクト企業の成長可能性や企業価値を適切に評価する視点が求められるだろう。こうした課題認識からGSG国内諮問委員会(現GSG Impact JAPAN)は今年5月、「インパクト企業の資本市場における情報開示及び対話のためのガイダンス」を公表した。ここでは、その背景と概要を紹介しながら、資本市場が見据えるべき「インパクトIPO」の在り方を考えたい。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

すげの ふみ
東京大学卒、コロンビア大学国際・公共政策大学院修了。国際NGO中国事務所、欧州系銀行東京支店を経て、日本総合研究所でESG評価等に従事。現職では、インパクトファンド「はたらくFUND」の設立・運営等を牽引。

たばら すみか
大学卒業後、アクセンチュア、A・T・カーニーを経て、Interbrandでブランド戦略コンサルタントとして従事。その後、メルカリでESGプロジェクトの立ち上げから組織化を統括。22年に独立し、パーパス経営に関わるコンサルを行う。Bipedal代表取締役。