解説

事業再生を促すDIPファイナンス等の発展に向けた期待と課題

自主再建型の事業再生に必要なメインバンク主導の取り組み

リンクアンドクリエイション 代表 /高橋 太

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近時、金融機関やノンバンクにおいてDIPファイナンス等への関心が高まっている。事業再生においてDIPファイナンス等を活用した運転資金の確保は必須であり、非常に有意義な動きだといえる。一方、その取り組みの拡大に当たっては、金融機関等において検討が求められる論点も存在する。特に自主再建型の再生案件においては、メインバンク主導で取り組むことが重要である。そのため、DIPファイナンス等においても経営判断を含めた早期の対応が不可欠である。

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たかはし ふとし
政府系金融機関にてメザニン・事業再生・M&Aファイナンス、地域ファンドやメザニンファンドの運営、ABLレンダーのゴードン・ブラザーズ・ジャパン立ち上げ等を担当。現在は事業再生やM&Aなどのコンサル事業に携わる合同会社リンクアンドクリエイション代表。事業再生実務家協会執行委員。