あおぞら銀行は2月1日、2024年3月期が280億円の赤字になると発表した。当初予想から520億円の下方修正で、リーマンショック後の09年3月期以来となる赤字転落となる。これを受けて株式市場は大きく反応し、2日間であおぞら銀行株の時価総額の3割が吹き飛んだ。今回の直接のきっかけは米オフィス不動産向け貸出に係る追加引当だが、フォワードルッキング引当のハードルの高さや米市場にくすぶる火種の存在をあらためて認識させられる格好となった。
あおぞら銀行は2月1日、2024年3月期が280億円の赤字になると発表した。当初予想から520億円の下方修正で、リーマンショック後の09年3月期以来となる赤字転落となる。これを受けて株式市場は大きく反応し、2日間であおぞら銀行株の時価総額の3割が吹き飛んだ。今回の直接のきっかけは米オフィス不動産向け貸出に係る追加引当だが、フォワードルッキング引当のハードルの高さや米市場にくすぶる火種の存在をあらためて認識させられる格好となった。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年2月13日号