特集サステナビリティー・ESGの現在地

企業・運用会社が押さえるべきESG投資の心構え

企業はESGマテリアルファクターの特定に注力せよ

コロンビア大学 客員教授 /本田 桂子

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近年、米国で発生した「反ESG」の運動に影響され、「ESG投資」に疑念を持つ声もちらほらと聞こえていた。だが、投資家がESG投資を引き続き求めている事実は変わらない。一方、近年のESG投資は期待先行で運用額が増加してきた節もあり、足元では少し過熱ムードが落ち着いてきた。今後、運用会社はどのようにしてESG投資のパフォーマンスを向上させ、企業はいかにしてESGと向き合うべきか。本稿では、企業と運用会社それぞれの視点でESG投資を成功に導くヒントを示したい。

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ほんだ けいこ
マッキンゼーのシニアパートナー、世界銀行グループの多数国間投資保証機関(MIGA)の長官CEOを経て現職。現在、三菱UFJフィナンシャル・グループ、AGC、リクルートホールディングスの取締役のほか、国連投資委員会委員も務める。共著に『ESG投資の成り立ち、実践と未来』(日本経済新聞出版社)など。