特集進む企業間取引のデジタル化

DI-ZEDIの普及で、請求から決済までのデータ連携を促進

買い手企業の負担軽減等に不可欠なソフトウェアベンダーとの協力

全国銀行資金決済ネットワーク 企画部長 /千葉 勇一

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全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)は2018年からデータ連携基盤「全銀EDIシステム」(ZEDI=ゼディ)を稼働させ、企業の入金消し込み業務の効率化を促してきた。ただし、これまで会計ソフトのZEDI対応が少なかったことなどから、企業の利用は低調だった。こうしたなか、全銀ネットは今年4月、デジタルインボイスの国内標準仕様に対応した金融EDI情報標準「DI-ZEDI」を制定した。オールジャパンで取り組む請求・決済データ連携の促進は途上であり、全銀ネットは、ZEDIの運営者として積極的に貢献していく。

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ちば ゆういち
地域金融機関勤務を経て、11年全国銀行協会入社。14年全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)に出向、19年6月から現職。全銀システムの高度化、および全銀EDIシステムによるデータ連携促進に向けた企画・推進に従事。