特集地殻変動激化! 住宅ローンビジネス

住信SBIネット銀行の快進撃を支える住宅ローンのAI審査

近い将来、審査の質の高さが住宅ローン競争の勝敗を分ける

デイタ・コンサルティング 社長 /志田 剛

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年間1兆円の住宅ローンを実行するのに、10人に満たない審査体制で対応する住信SBIネット銀行。それを可能にするのが、極めて高度なAI審査である。スピードと正確性を兼ね備えた同行のAI審査は、審査モデルの劣化を防ぐ強みも持つ。他の金融機関と共同で利用されることによって、データのサンプル数を充実させるだけでなく、コスト削減にも寄与し、同行の低金利での貸出を裏から支える。今後の住宅ローン審査の主流となり得るAI審査の特徴と仕組みを開発責任者が解説する。

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しだ つよし
筑波大学大学院企業科学後期課程修了(システムズ・マネジメント博士)。国内IT企業にてビッグデータ解析・機械学習などAIエンジニア、データサイエンティストとして多数のAIモデルを開発・推進。大手外資IT企業ではシニアコンサルタントとして従事。19年住信SBIネット銀行入行。同年出向し、Dayta Consulting執行役員を経て、23年から現職。筑波大学大学院非常勤講師も務める。