解説

欧州が「PSD3」で目指すオープンファイナンス政策

金融機関APIの課題を調整する「金融データ共有スキーム」の導入

マネーフォワード パブリック・アフェアーズ室 /廣瀨 明倫

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欧州委員会は6月28日、EU加盟国の決済サービス・事業者を規制する法的枠組み「決済サービス指令」の第3版(PSD3=Payment Service Directive3)案を公表した。欧州の決済サービス関連法令には、フィンテック企業を含めたエコシステム形成を目指したPSD2(Payment Services Directive2)が存在していたが、PSD3はこれをさらに強化するものとなっている。本稿では、PSD3の概況について、エコシステム形成の観点から日本にも参考になると思われる点を紹介する。

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ひろせ あきみち
92年東北大学大学院修了、総務省入省。退官後はコンサルティング、金融、ITベンチャー等を経て、21年マネーフォワード入社。政策渉外、リサーチ等に従事。