特集明暗分かれる商業用不動産市場

Jリート浮上のカギとなる米オフィス市場の回復

米地銀破綻がJリート市場に影響を及ぼす可能性も

アイビー総研 社長 /関 大介

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米国における利上げや商業用不動産価格の下落が、日本のJリート市場にも影響を及ぼしている。利上げに伴う米10年国債利回りの上昇が、東証リート指数下落のトリガーとなったほか、米国のオフィス市場低迷に足を引っ張られるかたちで、東証リート指数の4割を占める国内オフィス銘柄の価格が低迷している。今年に入って米国で起きた地銀破綻が、Jリート市場に悪影響を与えるリスクもゼロではない。本稿では、米国の商業用不動産の現状と、Jリート市場の見通しを探る。

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せき だいすけ
早稲田大学法学部卒。不動産会社財務部などを経て、07年に不動産証券化コンサルティングおよび情報提供を行うアイビー総研を設立し、代表取締役就任。Jリート情報に特化した「JAPAN-REIT.COM」(http://www.japan-reit.com)の運営事務局の責任者を兼任。16年東京証券取引所におけるREIT有識者ミーティング委員。