特集明暗分かれる商業用不動産市場

米欧金融不安を発端とした商業用不動産の危機と日本への影響

海外リスク要因を対岸の火事とするな

ニッセイ基礎研究所 金融研究部 主任研究員 /佐久間 誠

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米シリコンバレーバンクの破綻を端緒とする金融不安は収束の兆しを見せているが、米商業用不動産市場の悪化が新たな火種としてくすぶっている。その中でも特に深刻な状況にあるのが、コロナ禍により定着した在宅勤務の影響を受けているオフィス市場である。一方、日本の不動産市場は国内の懸念要因が少なく、堅調に推移している。ただし、今後については、米商業用不動産市場の不調がさらに深まることで、本格的な金融危機に陥るかどうかが注目される。

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さくま まこと
住友信託銀行、国際石油開発帝石、ニッセイ基礎研究所、ラサール不動産投資顧問を経て現職。主に不動産・金融市場等に関する調査・分析業務に携わる。最近は、オルタナティブデータを活用した分析や不動産テックなど、デジタル技術の不動産分野への応用に関する調査も手掛ける。著書に『マイナス金利下における金融・不動産市場の読み方』(東洋経済新報社、部分執筆)、『不動産テックの課題』(東洋経済新報社、部分執筆)がある。