解説

高まるサイバーリスクの脅威とサイバー保険の必要性

被害の最小化にはセキュリティー対策だけでは不十分

ニッセイ基礎研究所 保険研究部 主席研究員 /篠原 拓也

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近年、デジタル化進展の背後でサイバーリスクが増大している。誰もがパソコンやスマートフォンの利用時に、日常的にサイバー攻撃にさらされている状況だ。企業ではサイバーリスクへの対応として、アンチウイルスソフトやファイアウオールの導入などが進んでいるが、こうしたセキュリティー対策だけでは不十分だ。サイバー攻撃を受ける前提での対応が求められる中で、サイバー保険による補償で被害を最小限に抑える必要性が高まっている。

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しのはら たくや
92年日本生命入社。14年から現職。保険事業の経営やリスク管理の研究、保険商品の収益性やリスク評価、社会保障制度の調査などを行う。公益社団法人日本アクチュアリー会正会員。