特集攻防 地銀勘定系システム

クラウド化の動きが加速する地銀勘定系システムの新潮流

システムの大同団結へ動き出したNTTデータ陣営と日本IBM陣営

信州大学 学術研究院 教授 /山沖 義和

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地方銀行のシステム共同化がNTTデータ陣営と日本IBM陣営の2強に収束するなか、オープン化やクラウド化の動きが加速している。両陣営とも、傘下の共同システムを統合する動きをみせており、大同団結に向けたシナリオが着実に進んでいる。一方、ふくおかフィナンシャルグループでは、パブリッククラウドを利用したデジタルバンクを設立するなど、地銀の勘定系システムを巡る動向から目が離せない。

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やまおき よしかず
82年慶應義塾大学卒、大蔵省(現財務省)入省。財務省・金融庁等を経て、15年に信州大学に転職。17年から22年に社会科学系長・経法学部長に就任。20年から22年には、信州大学大学院総合人文社会科学研究科長を兼務。22年からSBI金融経済研究所顧問も兼務。専門分野は金融(地域金融機関のシステム共同化、暗号資産等のフィンテック)、財政。