新聞の盲点

八十二銀行の過剰資本が背中を押した長野銀行との経営統合

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長野県の八十二銀行と長野銀行は9月28日、経営統合に基本合意したと発表した。2023年6月1日の統合を目指し、八十二銀行の完全子会社となる長野銀行は上場廃止になる。この2年後に両行は合併する運びだ。半世紀以上にわたって県内地銀2行体制で切磋琢磨してきた両行が経営統合に至った背景として、長野銀行が抱える含み損が指摘される。だが、統合に向かうより大きな要因として、八十二銀行の過剰資本と同銀行子会社を通じた事業領域の拡大が挙げられる。

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