ありあけキャピタル 代表 /田中 克典
ありあけキャピタル 代表 /田中 克典
投稿日2022.09.09. /週刊金融財政事情 2022年9月13日号
SBIホールディングスによる新生銀行株式の公開買い付け(TOB)は、日本の銀行業界においても敵対的TOBがあり得ることを気付かせるとともに、地方銀行の株主ガバナンスへの注目度を高める結果となった。多くの地銀がプライム市場を選択したこともあり、もはや投資家との建設的な対話は避けることができない。銀行における株主ガバナンスは、成長する地銀が誕生する契機になると考えている。
たなか かつのり
01年ゴールドマン・サックス証券投資調査部に新卒で入社。金融セクターを中心に一貫してアナリスト業務に従事、12年マネージングディレクター就任。20年に地方銀行の企業価値向上を株主エンゲージメントで目指すありあけキャピタルを設立。
掲載号 /週刊金融財政事情 2022年9月13日号