昨年施行した改正銀行法により、銀行グループが金融にとどまらない多様な事業を行える環境が整った。銀行による新たな事業展開として有望視されている一つが「広告業」だ。銀行業と広告業には親和性がなさそうに思えるが、豊富な顧客基盤と大量の情報を保有する銀行だからこそ、広告業をビジネスとして成長させられる可能性を秘めている。銀行が持つインフラとしての機能や信頼の高さも武器に、広告業という新しい幕が開いた。