インタビュー

台湾有事に備え、支援国の拡大と連帯強化を急げ

日本の安全保障戦略は修正を迫られている

自民党 参議院議員 /佐藤 正久

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

ロシアによるウクライナ侵略を巡って、中国はロシアの戦略的パートナーとして連携を強める姿勢をとっている。ここで懸念されるのは、ロシアに恩を売った中国が、代わりにロシアの軍事技術を入手することだ。すでに中国は軍事技術に関するあらゆる情報を収集しており、中国軍の近代化がさらに加速しかねない。習近平主席の4期目がかかる2027年に向けて、台湾有事の蓋然性が高まっている。中国による台湾統一に向けた工作はすでに始まっており、台湾有事が起きた場合には「日本有事」になることを、日本人は強く認識すべきだ。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

さとう まさひさ
防衛大学校卒、米陸軍指揮幕僚大学卒。自衛隊イラク派遣では先遣隊長、第一次復興業務支援隊長を務める。07年退官。同年参議院議員選挙に自由民主党全国比例区から立候補し、初当選。以来、当選3回。参議院外交防衛委員会理事、防衛大臣政務官、外務副大臣などを歴任。