近年、若年層の囲い込みを狙う証券会社の間で、投資にポイントを使える「ポイント投資」やクレジットカードで投資信託を購入できる「クレカ投資」、取引が1株から可能な「単元未満株」などの新しい投資サービスが広がっている。加えて、フィンテック企業も、買い物ついでに少額投資を行う「おつり投資」を手掛けている。こうしたサービスでは、投資に対する「心理的なハードル」を引き下げる効果があり、投資未経験者や投資経験の浅い若年層を「資産形成」へと向かわせる施策として期待されている。
掲載号 /週刊金融財政事情 2021年9月7日号