解説

主要行7グループの2021年3月期決算分析

決算を牽引したメガバンクはコロナ禍で構造改革を加速

JPモルガン証券 市場調査本部 株式調査部 シニアアナリスト /西原 里江

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主要行の2021年3月期決算は、メガバンクが牽引し、想定以上に強い着地となった。コロナ影響は当初予想の半分にとどまり、好調だった市場利益や債券・株式引受収益が、消費者ローン等でのマイナス影響を打ち返した。3メガバンクの決算には明暗が見られたが、各社の事業ポートフォリオの違いが影響しており、今後コロナ禍からの回復の過程では逆向きの動きが予想される。そうしたなか、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が新中計で株主還元拡大によるROE目標にコミットしたこと、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が経費削減目標の上乗せ等の構造改革を打ち出した点が注目される。

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にしはら りえ
東京大学経済学部卒、日本銀行入行。金融機構局、国際局、ロンドン事務所等に在籍し、銀行モニタリング業務、国際業務に従事。みずほ証券を経て、16年JPモルガン証券に入社、現在に至る。20年金融審議会「銀行制度等ワーキング・グループ」メンバー。日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会委員(銀行部門)も務める。ロンドン・ビジネス・スクール修士。10~11年コロンビア・ビジネス・スクール日本経済経営研究所客員研究員。