解説

経営環境の激変を乗り切るガバナンス改革に向けた「3提言」

社外取とリスク管理・監査の枠組みを再構築し、経営改革に挑め

日本金融監査協会 設立会員 /碓井 茂樹

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コーポレートガバナンス・コード改訂案が公表された。東京証券取引所の新市場区分に対応して、グローバル企業とローカル企業ではガバナンスの要求水準を変える方向だ。しかし、ガバナンスには、どの組織にも推奨される共通の原則がある。原則からの逸脱は、ガバナンスの弱さとなり、持続的な成長を実現できなかったり、深刻な不祥事を招いたりする懸念がある。道半ばのガバナンス改革では、コロナ収束後の経営環境の激変を乗り切れない。日本金融監査協会は、その緊急性、影響の重大性からガバナンス改革に向けた三つの提言を行う。

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うすい しげき
83年日本銀行入行。金融機構局金融高度化センター所属(現職)。11年3月、日本金融監査協会を設立。