解説

コロナ禍を契機に加速する中小企業・個人事業主のデジタル化

ECサイト・ネット予約など顧客接点のオンライン対応が進む

ヘイ 社長 /佐藤 裕介

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日本国内における中小事業者は約350万社あり、個人事業主は約200万人にも上る(注1)。国内上場企業約3,800社と比較して非常に巨大なこのセグメントは、コロナ禍の影響を大きく受けた。結果として、事業継続のため「デジタル化へのスイッチ」を強制的に押された格好だ。中小企業のデジタル化やクラウドサービス利用は近年、経理や労務管理などバックオフィス業務で進んできたが、小売店のレジ業務や自社のECサイト・ネット予約サイト構築など、顧客接点部分のフロントオフィス業務にも浸透してきている。

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さとう ゆうすけ
08年グーグルに入社し、広告製品を担当。10年COOとしてフリークアウトの創業に参画。18年ECサイト構築支援を行うストアーズ・ドット・ジェーピーと店舗向けキャッシュレス決済サービスを提供するコイニーを経営統合し、持株会社としてhey(ヘイ)創業。ヘイは21年1月、ストアーズ・ドット・ジェーピーとコイニー、オンライン予約システム構築を手掛けるクービックの3社を吸収合併。「STORES」のブランドで各サービスを展開する