日経平均終値が2月15日に約30年半ぶりとなる3万円台に到達したのもつかの間、市場で高値警戒感が急速に強まっている。ワクチン接種が奏功し始めている米国の動向などを背景に、市場が金融緩和政策の正常化を織り込み始めており、株価のネガティブファクターとなる実質金利の上昇が意識され始めているためだ。企業業績の回復が確認される前に、金融緩和政策の正常化が一段と織り込まれるようになれば、強烈な調整圧力にさらされる可能性がある。
日経平均終値が2月15日に約30年半ぶりとなる3万円台に到達したのもつかの間、市場で高値警戒感が急速に強まっている。ワクチン接種が奏功し始めている米国の動向などを背景に、市場が金融緩和政策の正常化を織り込み始めており、株価のネガティブファクターとなる実質金利の上昇が意識され始めているためだ。企業業績の回復が確認される前に、金融緩和政策の正常化が一段と織り込まれるようになれば、強烈な調整圧力にさらされる可能性がある。
掲載号 /週刊金融財政事情 2021年3月1日号