特集コロナで揺らぐ不動産 I

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マンション供給は激減も、住宅は価格大幅下落には至らず

堅調な個人所得と大手デベロッパーの経営体力が底支え

スタイルアクト 代表取締役 /沖 有人

投稿日2020.08.07. /週刊金融財政事情

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コロナショックでオフィスの必要性やインバウンドに頼るホテルの収益性などに疑問の目が向けられており、住宅需要もトレンドの変化を予見する人がいる。しかし、コロナ禍においても総じて個人所得は底堅く、マンションはデベロッパーが供給量を絞ることで需要過多となり、価格は高止まりするだろう。世帯人員の減少から「職住近接」が進んでおり、テレワークでもこの傾向は変わらない。他方、分譲戸建ては安定して売れており、持ち家の都心回帰傾向は止まっているが、これはコロナショックとは異なる要因によるものだ。

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おき ゆうじん
88年慶應義塾大学経済学部卒業後、2社を経て98年スタイルアクトを設立。住宅分野における日本最大級の不動産ビッグデータを保有し、自社で運営するマンション比較サイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/)は25万人以上の会員数を誇る。人気コンテンツ「沖レク動画」では自宅投資の基礎から専門的なことまで細かく解説されている。