特集金融ニューノーマル

金融サービス仲介業が成し遂げる利用者起点の金融体験

BaaS事業への注目がますます高まる契機に

インフキュリオン 社長 /丸山 弘毅

インフキュリオン コンサルティング 執行役員 /森田 航平

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、非対面・非接触を前提とした消費行動が日常生活に浸透してきた。そのさなかの6月5日、「金融サービス仲介業」を新設する改正金融商品販売法(金融サービス提供法に改称)が成立し、6月12日公布された(公布から1年6カ月以内に施行)。法改正の狙いは、銀行、証券、保険など多様な金融商品・サービスを「ワンストップ」で提供することにある。その事業展開に当たっては、新型コロナによる人々の行動変容を踏まえた顧客接点を整備していくことがカギになる。

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まるやま ひろき
99年慶應義塾大学商学部卒、JCB入社。信用管理・マーケティング・新規事業開発・M&Aなどを担当。06年金融・決済領域の事業開発を行うインフキュリオンを創業。15年フィンテック協会を設立し、代表理事就任。18年キャッシュレス推進協議会理事に就任。

もりた こうへい
横浜国立大学経営学部卒、TISに入社。主にメガバンク向けフィンテック領域専任チームとして、API・ウォレットなど複数プロジェクトの企画・提案をリード。17年からインフキュリオンに参画し、金融・決済領域の事業戦略立案や新規サービス企画・マーケティング戦略検討・イシュイングシステム移行プロジェクトなどを担当。