三井住友銀行 経営企画部 部長 /折原 隆志
三井住友銀行 経営企画部 部長 /折原 隆志
投稿日2020.03.13. /週刊金融財政事情 2020年3月16日号
存続期限があと2年を切ったLIBORの代替金利指標として、英米では複利後決め金利が主流となりつつある。当局はターム物金利を待つのではなく、複利後決め金利を推奨しており、急ピッチの対応を金融機関に求めている。貸出分野での複利後決め金利の適用はさまざまな問題点があり、日本の市場参加者による複利後決め金利の支持は限定的だ。しかし、日本の市場参加者もグローバルに活動する以上、複利後決め金利への対応は不可避と考えられ、本気で取り組むべき時期に来ている。
おりはら たかし
88年上智大学外国語学部卒、三井銀行(現三井住友銀行)入行。為替資金部(ニューヨーク)、市場運用部、市場営業統括部、監査部などを経て、15年4月市場決済部部長、19年6月から現職。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年3月16日号