金融市場でパッシブ運用の存在感が増している。コスト面のメリットのほか、場合によってはパフォーマンスでもアクティブ運用に対して優位に立つためだ。一方で指摘される問題が、運用会社の利益に係る下方圧力やコーポレートガバナンスへの悪影響。そして最近は、指数算出会社の影響力拡大による問題を懸念する向きが強まっている。指数に採用されるかどうかは、企業はもとより国家にとっても一大事。金融システムにおける指数算出会社の位置付けはどうあるべきか。
金融市場でパッシブ運用の存在感が増している。コスト面のメリットのほか、場合によってはパフォーマンスでもアクティブ運用に対して優位に立つためだ。一方で指摘される問題が、運用会社の利益に係る下方圧力やコーポレートガバナンスへの悪影響。そして最近は、指数算出会社の影響力拡大による問題を懸念する向きが強まっている。指数に採用されるかどうかは、企業はもとより国家にとっても一大事。金融システムにおける指数算出会社の位置付けはどうあるべきか。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年3月2日号