特集日本郵政「最大の危機」からの再出発

問題の背景にある組織設計上の欠陥

再スタートには、指名委員会の本来的な機能発揮が不可欠

中村・角田・松本法律事務所 弁護士 /中村 直人

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2019年12月27日、日本郵政グループの日本郵便およびかんぽ生命保険は、かんぽ生命商品の不適正な保険募集等に関し、総務省および金融庁から業務停止命令・業務改善命令を受けた。顧客の利益を害する契約事例が多数発覚したことに端を発するこの問題は、営業現場のみならず、日本郵政グループという組織自体の在り方に疑問を投げ掛けている。そこで本稿では、本件に係る19年12月18日付特別調査委員会報告書を基に、ガバナンスに関する組織設計上の問題と、経営層のガバナンスの2点について検討する。

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なかむら なおと
83年一橋大学法学部卒、85年弁護士登録、森綜合法律事務所(現森・濱田松本法律事務所)所属、98年日比谷パーク法律事務所開設、2003年中村直人法律事務所(現中村・角田・松本法律事務所)開設、現在に至る。訴訟、企業法務を中心とした弁護士業務に従事する。著書多数。