特集根付くか日本のIFA

米国で存在感を発揮する独立系アドバイザー

独立系チャネルが多様化し、支援体制も充実している米国の仕組み

明治大学 国際日本学部 特任教授 /沼田 優子

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米国では、独立系アドバイザーが全証券営業担当者の4割を占める最大勢力となっている。伸張著しいのは、従来型とは一線を画した顧客本位な対面アドバイスを資産形成層向けに提供してきたためだ。また、米国では独立系アドバイザーと彼らを支援する業者との分業体制が出来上がっており、小規模であるが故のデメリットも著しく小さくなっている。米国の事例に倣うことで、日本においてもIFAがさらなる広がりを見せる可能性がある。

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ぬまた ゆうこ
東京大学経済学部卒業後、野村総合研究所入社。NRIアメリカ、野村資本市場研究所にて、日米の金融機関経営、資本市場動向等の研究業務に従事。野村証券を経て、12年から明治大学勤務。18年から現職。