特集新決済・仲介法制がくる!

今回の制度改正は金融ビジネスを大きく変える

今後の制度改正に向けて建設的な議論を継続したい

フィンテック協会 会長 /丸山 弘毅

フィンテック協会 副会長 /木村 康宏

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金融サービス利用者の利便性向上と保護を図るため、資金移動業者を三つの類型に分ける法改正と、「金融サービス仲介業」を創設する措置が講じられる。特に100万円超の高額送金を取り扱う資金移動業者の要件が定められた点は画期的だ。また、仲介業者に関する規制を見直し、業態をまたぎ横断的に仲介を行うことを可能にする制度変更のインパクトも大きい。新しい法律が施行されれば、資金移動業者による送金ビジネスが活発化し、わが国の消費者が一つの窓口からすべての金融サービスへのアクセスが可能になるだろう。

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まるやま ひろき
インフキュリオン・グループ代表。慶應義塾大学商学部卒業後、JCB入社。信用管理部門・マーケティング部門を経て、新規事業開発・M&A部門に設立メンバーとして参画。06年インフキュリオンを創業。15年フィンテック協会を設立、18年キャッシュレス推進協議会理事に就任。

きむら やすひろ
freee執行役員社会インフラ企画部長。東京大学法学部卒業後、野村総合研究所にて情報通信業界の企業向けのコンサルティングや経産省・総務省など官庁の政策調査に従事。スモールビジネスのテクノロジー活用に問題意識を持ち、freeeに参画。