特集アマゾン・エフェクト

「バンク・オブ・アマゾン」の計り知れない影響力

自社のエコシステム拡大に合わせて金融サービスを強化

富士通総研 コンサルティング本部 金融グループ グループ長 /隈本 正寛

富士通総研 コンサルティング本部 金融グループ チーフシニアコンサルタント /松原 義明

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アマゾンが大手金融機関と提携し、銀行事業に本格参入すると報じられている。アマゾンのように、技術的な優位性を持ち、本業での顧客基盤を有するデジタル企業が今後、自社のエコシステム拡大を目的に金融業へと次々に参入してくることが予想される。金融機関もまた、これまで培ってきた顧客との信頼関係やシステム開発におけるノウハウなどの資源を生かし、金融にとらわれない新たな事業開発を検討していくことが求められる。

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くまもと まさひろ
98年さくら銀行(現三井住友銀行)入行、00年富士通総研入社。入社以来、海外先進金融機関におけるICT活用動向調査、金融機関に対するICT戦略策定コンサルティング、ビジネスコンサルティングなどを実施。直近では、フィンテック最新動向の調査と海外フィンテックソリューションの日本での適用に向けたコンサルティングを実施。

まつばら よしあき
07年富士通総研入社。主に金融業界向けのコンサルティング、調査業務に従事。16年4月より1年間、米国富士通研究所にてフィンテックならびに金融サービスの最新動向に関する調査活動に従事。