解説

監督の目線を引き上げる英国「外銀支店監督方針案」の読み方

本邦メガバンクの英国支店に対しても監督強化となる可能性

在英金融ジャーナリスト /岩川 知樹

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英国健全性監督機構(PRA)が昨年末に公表した外銀支店に対する監督方針案は、ブレグジット後をにらみ、一義的には英国とEU関係において提案された内容だ。ただ、EU銀行のみならず邦銀も含む外銀に対する英国の監督の新たな枠組みを示すものであり、案をふまえれば、法人業務を展開する本邦メガバンクなどの英国支店に対するPRAの監督の目線も上がることが想定される。さらに同案はEUにおける外銀の監督のあり方にも影響することが予想され、英国のみならず、EU側における議論も引き続きフォローする必要がある。

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