特集マネロン対策「中間検証」

仮想通貨に対する国際監督・規制強化の動向

G20議長国となる日本において、国内交換業者のマネロン対策は待ったなし

大和総研 金融調査部 研究員 /矢作 大祐

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仮想通貨に対するマネー・ローンダリング(マネロン)規制を強化する動きが国際的に強まっている。すでにG20やFSB、FATFでは、仮想通貨に対するマネロン規制の整備に動きだしている。日本の仮想通貨交換業者も、仮想通貨に対する国際的な監督・規制強化の動きに対応する必要がある。2019年にはFATFの第4次対日相互審査が控え、交換業者もヒアリング対象に含まれる可能性は相応にある。G20議長国となる日本が構成国に範を示すうえでも国際的な規制への対応は急務だ。

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やさく だいすけ
12年慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了、同年大和総研入社。財務省国際局への出向や、中国社会科学院訪問研究員を経て、17年から現職。専門分野は金融・資本市場。