2024年の開業を予定する統合型リゾート(IR)の誘致合戦が熱を帯びてきた。設置上限3区域を巡り、北海道、東京、横浜、大阪、長崎などが候補地として取り沙汰されるなか、先行するのが大阪市と苫小牧市だ。前者は万博開催決定でIRとの相乗効果を狙い、後者は道の有識者懇談会で優先候補地とされた。しかし、ここにきて〝大穴〞候補の巻き返しも目立つ。参院選・統一地方選が重なる選挙イヤーという政治動向も加わり、「IR椅子取り合戦」は混沌としてきた。
2024年の開業を予定する統合型リゾート(IR)の誘致合戦が熱を帯びてきた。設置上限3区域を巡り、北海道、東京、横浜、大阪、長崎などが候補地として取り沙汰されるなか、先行するのが大阪市と苫小牧市だ。前者は万博開催決定でIRとの相乗効果を狙い、後者は道の有識者懇談会で優先候補地とされた。しかし、ここにきて〝大穴〞候補の巻き返しも目立つ。参院選・統一地方選が重なる選挙イヤーという政治動向も加わり、「IR椅子取り合戦」は混沌としてきた。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年2月11日号