史上初めてダウ平均株価が2万7000ドル台に達し、絶好調に見える米株市場。背景には、景気拡大局面にかかわらず7月末に実施されるとみられる利下げ(金融緩和)への期待があり、「ミニバブル」を指摘する声もある。米国では過去2回の利下げ局面でも株高になったが、いずれも長続きせず、1カ月程度で反落に転じている。「逆イールド」のシグナルも点灯しており、株価の行方を左右する米景気にも暗雲が立ち込める。米緩和相場の賞味期限は、そう長くはないのかもしれない。
史上初めてダウ平均株価が2万7000ドル台に達し、絶好調に見える米株市場。背景には、景気拡大局面にかかわらず7月末に実施されるとみられる利下げ(金融緩和)への期待があり、「ミニバブル」を指摘する声もある。米国では過去2回の利下げ局面でも株高になったが、いずれも長続きせず、1カ月程度で反落に転じている。「逆イールド」のシグナルも点灯しており、株価の行方を左右する米景気にも暗雲が立ち込める。米緩和相場の賞味期限は、そう長くはないのかもしれない。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年7月29日号